この記事では、戦略的なホームページ制作に必要な「現状分析」について解説します。
御社の事業成長・貢献につなげるホームページを制作、あるいは改善を行うために、自社をとりまく現状(市場)を徹底リサーチ・分析します。
現状分析の目的は「市場について理解を深めて、味方につけるため」とされています。
市場に逆らって売るのではなく、市場を味方につけて、自社の商品・サービスが選ばれるような戦い方を探そう、といった考え方です。
現状分析では、自社、顧客、競合、中間顧客、御社のビジネスをとりまく地域社会、の5つの観点で行います。
いわゆる「5C分析」と呼ばれる手法です。
ここでは特に重要な自社、顧客・消費者、競合の3つについて、それぞれ解説します。
御社の会社・事業レベルのミッション、ビジョン、目的、達成すべき数字、ビジネスモデル、自社の特長(強み・弱み)、経営資源(人、モノ、カネ、情報、時間、知的財産)を整理します。
全てを調査することはあまりなく、主にウェブ、ホームページに関わる内容を中心に分析を行います。
さらに、ホームページに関する基礎的な状況整理もここで実施します。アリカタの制作においては、以下の11項目を確認します。
市場分析でもっとも肝となる分析です。
私たちの分析では、インターネットリサーチ、御社営業担当へのヒアリング、アクセス解析、キーワード分析を中心に、顧客の理解を深めます。
たとえば、御社営業担当へのヒアリングでは、過去の代表的な顧客(受注・失注それぞれ)について、以下のような観点で確認します。
大切なことは、顧客の言葉に表れる表面的な課題や悩みだけでなく、言語化されていない悩みや期待、価値観まで踏み込んで洞察することです。
顧客の本質的な悩みや求める期待に近づけば近づくほど、御社のサービスを選んでもらう際の決定打となりうる「強み」の発見につながりやすいでしょう。
同業としての競合、広義においての競合、の2つをおさえます。
前者は、よく比較される競合他社、御社の考える競合、それぞれ3~5社を目安に挙げると良いでしょう。
競合他社さんと比較して、自社の強みや弱み、訴求ポイントがどこなのかを念頭に置きながら分析を進めます。また、ホームページの制作・改善には、競合他社のホームページのリサーチも欠かせません。
後者の「広義においての競合」については、代替サービスの有無を調べます。
例えば「○○の悩みを解決する」サービスを提供する場合。
カウンセリングや相談会だけでなく、同じ悩みを抱える人の集まりに参加する、本を読んで自己解決する、体を動かして悩みそのものをリセットするジム、といった代替サービスや手段が考えられると思います。
顧客視点で、御社が提供しているサービスの「価値」は何なのか?を考えてみると、同業以外にも、自分たちの競合となりうるサービスの多いことに気が付かれると思います。
アリカタは、静岡県東部企業の事業成長、売上、採用に貢献するホームページを作るweb制作事務所です。何から手をつけたら良いのか分からない、見た目にこだわってリニューアルしたが効果が出ないとお困りの方は、私たちにご相談ください。
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